正確な出生のわからない成犬を我が家に迎え入れてから、かれこれ4年以上の月日が経ちました。
最初の1、2年はお散歩も20~30分コースでしたし、リードを引っ張る力もあったのですが、ここ最近は徐々に体力や食事量が落ちシニア期に入ったのだと理解しました。
今思えばシニア期に入る兆候だったりターニングポイントがあり、そのあたりを境に愛犬とのライフスタイルが変わった様な気がします。
ターニングポイント
我が家のぽーちゃんは事情があり、4年ほど前にうちにきました^^
大人しくちょっと臆病な性格ですがお散歩は好きでしたし、食事も好き嫌いも特にせずドライフードをバクバク食べていました。
この頃は老犬っぽい感じはまったくなく、元気な成犬という目で見てました。
2年程前からちょっとずつ食べる量が減り、好き嫌いも出始めました。
食事面についての詳細は後述しますが、今考えればこの好き嫌いし始めたあたりがシニア期へのターニングポイントだったんじゃないのかなぁって思っています。
あと我々の中でもう一つ、「もうこの子はシニア犬なんだな」と認識させられた出来事がありました。
それは「突発性前庭疾患の発症」です。
その日はぽーちゃんのシャワーの日で、妻が体を洗ってあげている時に異変に気付きました。
目がグルグルと回っていて、首が斜めに傾いたまま立ち上がることもできなくなっていました。
当時は前庭疾患という症例を知らなかったので、びっくりしてすぐに動物病院に向かいました。
獣医さん曰く「シニア期になりやすい病気」「突発性のものなので原因の特定は難しい」とのこと。
その後眼振は収まったのですが、今も首の傾きは完全には戻らず、歩き方も以前とは違ってフラフラした感じが抜けません。
この出来事以降、ぽーちゃんとの思い出作り、ボケ防止の為に無理のない範囲でのキャンプをはじめ今に至ります。
シニア期に入ってから変わったことと気を付けていること
特に食事面と運動面、体調面に関してはシニア犬ならではの事情が出てきます。
ワンちゃんの性格にもよるので必ずしも当てはまるかはわかりませんが、我が家でのシニア犬との向き合い方をまとめてみますね^^
食事面
ぽーちゃんに好き嫌いが出てきてからは食事内容は定期的に変わり、その都度試行錯誤しています。
特に初めてドライフードを拒んだ時はどうしていいのかわからず非常に悩まされました。
獣医さんには栄養バランスが良いからできればドライフードを食べさせた方が良いと言われたので、とりあえずネットで評判の良いドッグフードを探すことからはじめました。
ずっとスーパーで売っている某メーカーのものをあげていたのですが、ドッグフードを調べているうちに今まで与えていたものは含まれる成分が良くないと知り、グレインフリーでお手頃なこちらのドッグフードに切り替えました。
それまでは比較的ゆるい便が出ることが多かったのですが、こちらのドッグフードにしてからすぐに便の調子が良くなったのには驚きました。
しばらくは味も気に入ったのか食いつきが良かったのですが、数ヵ月後には飽きてしまいウェットフードや手作りご飯にも挑戦しました。
しかしそれも長くは続かず、困り果ててダメもとでドライフードをあげてみたところ再び食べる様に^^;
シニア犬に限らずこの手の悩みは良く聞きますが、高齢になると好みの問題だけでなく、ドライフードなどの硬いもの自体が苦手になってしまいます。
シニア期になってからこういった食事内容の変化が短い周期で訪れるかもしれませんが、その都度食べなくなった理由は違うので、以前食べなかったものでも試しにあげてみると食べてくれるかもしれませんよ^^
シニア犬の食時に関しては『シニア犬の食べムラ、食い渋りで悩みすぎないで【老犬飼い主の心構え】』で詳しくまとめています。
運動面
我が家は2階にある寝室がぽーちゃんの部屋でもあるのですが、昔はお散歩の時間になると階段をバーっと駆け下りていました。
しかしながら、年々階段の上り下りに躊躇したり途中で躓くようにもなったので、今では抱っこして運ぶようにしています。
普通のお散歩時にも足が上がらず、歩道の段差で躓いてしまったり、自宅から数十メートルの距離で座り込んで動かなくなってしまったりが続いたので、しばらくはあまりお散歩に積極的には行きませんでした。
そのことを獣医さんに相談してみたところ、「家で寝たきりだとあっという間に筋力落ちるから、歩けるうちは歩かせた方が良いですよ」と勧められたので、今は5分でも良いから散歩するようにしてます。
また、無理のない範囲ではありますが当ブログタイトルにもある通り、キャンプやアウトドアに一緒に出掛けたりもしてます。
シニア期に入ると眠っている時間も多くなりますし、あまり運動したくなさそうに見えがちなんですが、なるべくお外に出してあげると良いと思います^^

体調面
前々回の記事でも触れましたが、シニア犬ならではの変化といえば後ろ足が弱くなってきたことでしょう。
これに関して言えば、上述した通り無理のない範囲での運動を心掛けて進行を遅らせてあげたいところです。

あとは視覚、聴覚も低下した気がします。
視力の低下と足腰の弱さが相まってテーブルに頭をぶつけることもあったので、ぽーちゃんの目線にある家具はできる限り片付けました。
また、滑りやすいフローリング部分にはぴたQという分割して張れるマットを敷くようにしました。
たまにおしっこを失敗してマットにひっかけちゃう事もあるのですが、ぴたQは洗えば何度でも使えるので経済的です^^
シニア犬でなくても室内飼いの場合、ワンちゃんがフローリングを歩くとカツカツと足音が鳴りませんか?
そういった場合にもぴたQ敷いておけばだいぶ軽減されるのでおススメです。
最近はエサ皿の角度が合わなくて食べ辛そうにしているので、高さや角度を調整した食器台を自作してみようかと検討中です。
その時はまたブログにて紹介しますね^^
→エサ皿を自作してみました!!
【DIY】犬用の斜めになった食器台を端材だけで自作しました
シンプルな犬用の食器台(フードスタンド)を自作してみた~その2~【DIY】
あと、シニア期に入り足腰がフラついて、犬用のベッドが合わなくなりました。
そこで子供用のお昼寝マットを流用して寝床にしてあげたのですが、これがなかなかいい感じです^^

最後に
月並みになりますが、シニア期は些細な変化も軽視せず、できる限り獣医さんに相談することをお勧めします。
我が家では定期的に爪切りに動物病院に伺っているので、その時に疑問に思っていることを伝えアドバイスをいただく事もあります。
獣医さんに「よし、大丈夫そうだね!」と言ってもらえると、飼い主としてもなんとなくホッとするところがあります。
なにかの縁でうちに来てくれたぽーちゃん。
少しでも長く一緒に入れる様、夫婦共々頑張っていきたいと思います^^